この記事を読まれている方は、個人年金保険への加入を検討されている方で、確定型や定額型の個人年金保険は安定しているが、将来受け取れる年金を大きく増やしたいとお考えなのではないでしょうか。
記事内ではそんな変額個人年金について、メリットとデメリット、変額個人年金が向いている方についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
変額個人年金保険とは
変額個人年金保険とは、個人年金保険の種類の一つで、元本割れする可能性が低い終身タイプや確定タイプと違い、変額年金タイプは払い込んだ保険料を運用して将来受け取れる年金額を増や年金タイプで、大きく元本割れする可能性がある商品です。
運用タイプの違う特別勘定の中から、運用先を国内外の株式、国内の債券から選び運用する商品で、解約返戻金も設定されておらず、好景気で運用実績がよければ、受け取れる年金額が大きく増えますが、その逆になる可能性もありますので、契約時にはご注意ください。
変額個人年金保険に加入する際の心構え
変額個人年金保険に加入する際の心構えとしては、長期的な視点をもち、短期的な上げ下げに一喜一憂しないということです。
変額個人年金保険は長期運用を行い給付金の総額を増やす商品ですので、その間に病気やウイルス、リーマンショック等の様々な理由で経済状況が変化する場合があります。
変額個人年金保険は一時的に損をしていると感じることもありますが、短期的な判断をせず長期的な視点と考えを必要とする保険商品ということを忘れないようにしてください。
変額個人年金保険のメリット
変額個人年金保険のメリットをご紹介します。
運用によっては定額個人年金より給付金額が増える
変額個人年金保険のメリットとして大きいのは、保険料の運用実績によって受け取れる年金が大幅に増える可能性があるということです。
将来の年金給付金額が確定しておらず、資金の運用で実績が大きく変動するので、その分リスクもありますのでご注意ください。
インフレリスクに強い
変額個人年金保険のメリットは、インフレリスクに強いということです。
インフレになり物価が上昇するとお金の価値が下がります。
しかし、定額の個人年金保険は将来受け取れる金額決まっていますので、どれだけ物価が上がっても将来受け取れるお金は変わりません。
変額個人年金保険は、将来受け取れる金額が決まっていませんので、インフレで経済状況が変化しても柔軟に対応することが可能です。
変額個人年金保険のデメリット
変額個人年金保険のデメリットをご紹介します。
運用実績が悪いと給付金額が減り元本割れする
変額個人年金保険のデメリットは、運用実績が悪いと給付金額が減り元本割れするということです。
変額個人年金保険は、運用先を国内外の株式、国内の債券から選び運用する商品でので、新種のウイルスや戦争等で世界の経済状況が激変してしまう等で、運用益が目減りしてしまうと元本割れしてしまう可能性がありますのでご注意ください。
変額個人年金保険の加入が適している方とは?
変額個人年金保険の加入が適している方は、保険契約を途中で解約する予定がなく、将来受給する金額を少しでも増やしたいとお考えの方です。
変額個人年金保険は、将来もらえる金額が確定しおらず、運用益によって変動する年金ですので、安定より資産運用に重きを置いている方に向いている保険です。
安定した年金を受給したいという方は、確定や定額タイプの個人年金への加入をおすすめします。
関連記事のご紹介
保険HAPPY内で個人年金保険に関連する記事をご紹介します。