東京海上日動には自転車保険として「eサイクル保険」という保険商品があります。
eサイクル保険は、「価格ドットコム」や「ローソン」で東京海上日動が引受保険会社として自転車保険を販売している見たことがある保険商品かもしれません。
しかし、自転車保険はどんな補償内容でいくらの保険料なのか、よく分からない方もいらっしゃいます。
ここでは、東京海上日動の自転車保険「eサイクル保険」について詳しくご紹介いたします。
東京海上日動について
出典:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
東京海上日動火災保険株式会社は、東京海上ホールディングス株式会社傘下の完全子会社です。
東京海上日動火災保険の他にも「東京海上日動あんしん生命」や「日新火災海上」などが傘下であり、3メガ損保の一角とも言われています。
そんな東京海上日動火災は、主に以下の保険商品を取り扱っています。
- 自動車の保険
- 生損保一体型保険(超損保)
- 住まいの保険(火災・地震)
- からだの保険
- 旅行・レジャーの保険
- ネットで入れる保険
- 確定拠出年金
その他にも、損害サービスとして事故対応も行っています。
では、東京海上日動は自転車保険を取り扱っているのか、調べてみると「ネットで入れる保険」に、「eサイクル保険」と言う自転車保険がありました。
ここからは「eサイクル保険」について、詳しく調べていこうと思います。
自転車保険で何が補償されるのか
自転車保険とは、どんな補償があるのかお分かりでしょうか。
一般的に自転車保険は大きく分けて以下の2つの補償があります。
- 自分のケガの補償
- 相手のケガや物の破壊への補償
上記以外にも自転車保険には考えられる補償がありますのでご覧ください。
被害者に対しての補償
自転車保険の補償で大事なのが、事故の被害者に対しての補償です。
とくに死亡してしまった場合には高額な支払いとなるケースが多いです。
基本的には「個人賠償責任補償」が付帯されていると思いますので、自転車保険に加入する際は、1億~ 2億円の補償がついているかを確認しましょう。
自分の怪我に対しての補償
自転車保険では、自分が負ったケガに対しても補償があります。
自転車事故により、入院または手術が必要になった際に、入院給付金や手術給付金を受け取ることができます。
示談交渉代行
示談交渉代行は、自転車事故での示談交渉を保険会社が代行してくれるサービスです。
被害者と加害者双方だけの示談では、被害者の方が感情的になってしまい話し合いがまとまらない事がよくあります。
一人でやるにはリスクの高い示談交渉を、保険会社が代行して交渉をしてくれるのであれば安心ですね。
弁護士費用
「歩いている最中に自転車にぶつかりケガをした」といった「もらい事故」と言われる自転車事故では、保険会社が示談交渉できず、ご自分で示談交渉をするしかありません。
そのような場合、示談交渉を弁護士に依頼すれば、交渉もスムーズにいくでしょう。
弁護士費用は高いだろうと思われるかもしれませんが、そんな弁護士費用を補償してくれる特約です。
ロードサービス
ロードサービスは、車をお持ちの方はピンとくるかもしれませんが、自転車でもあります。
自宅から遠く離れた場所の事故で自転車が壊れた場合、自転車を自宅や修理店に搬送してくれるサービスのことです。
街乗りの方より、ロードバイクに乗られている方が、輪行やツーリングで郊外にでかけた際に、事故はもちろん、チェーンが切れた等のトラブルで自転車に乗れなくなった際に活躍するのがロードサービスですが、最近は電動アシスト自転車の普及に伴いバッテリー切れでも使われる方も増えつつあります。
自転車盗難
「自宅に保管していたロードバイクが盗まれた場合」や、「ツーリング中に駐車場に停めておいたロードバイクが盗まれた場合」など、せっかく購入した愛車が盗難に遭ってしまった場合に、保険金を受け取ることができる特約になります。
保険会社によって、この特約が有るか無いのかを確認する必要があります。
eサイクル保険の加入プランや申込方法について
出典:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/net/e-cycle/
東京海上日動の自転車保険「eサイクル保険」は、どんな特徴があって、どんな申込方法なのかなど、気になる事をご紹介していきます。
加入プランや補償内容
eサイクル保険では、まず「満18歳以上満69歳以下の方まで」加入可能で、以下の3つの加入プランがあります。
- Aプラン:充実プラン
- Bプラン:スタンダードプラン
- Cプラン:個人賠償責任なしプラン
eサイクル保険の特徴として、個人賠償責任なしプラン以外のプランであれば「家族全員の賠償責任が補償される」という事です。
個人賠償責任とは、簡単に言うと「相手にケガを負わせた場合に相手を補償するもの」になります。
eサイクル保険のプラン別による補償内容は以下になります。
補償内容 | Aプラン | Bプラン | Cプラン |
個人賠償責任 | 1億円(国外1億円) | 1億円(国外1億円) | なし |
死亡・後遺障害 | 500万円 | 300万円 | 300万円 |
入院保険金日額 | 5,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
手術保険金 入院中 | 50,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
手術保険金 入院中以外 | 25,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
通院補償金 | なし | なし | なし |
示談交渉サービス | あり | あり | あり |
弁護士費用 | なし | なし | なし |
盗難補償 | なし | なし | なし |
ロードサービス | なし | なし | なし |
保険料
補償内容を理解したら、次に考えるのが保険の対象になる範囲を決め、それによって保険料が異なります。
eサイクル保険では、以下の3つの範囲に分けられます。
- 本人型
- 夫婦型
- 家族型
本人型が保険料のベースとなり、家族型だと同居する家族全員が補償対象となるので、例えば4人家族で全員が自転車に乗るのであれば家族型を選択したほうが得になるという事です。
それぞれの保険料は以下になります。
年間保険料 | Aプラン | Bプラン | Cプラン | |
本人型 | 一時払 | 5,250円 | 3,850円 | 2,080円 |
月払 | 450円 | 340円 | 190円 | |
夫婦型 | 一時払 | 7,520円 | 5,210円 | 3,440円 |
月払 | 650円 | 460円 | 310円 | |
家族型 | 一時払 | 11,070円 | 7,340円 | 5,570円 |
月払 | 960円 | 650円 | 500円 |
※月払いは一見安く見えますが、年間で考えると高くなります。
申込方法や支払方法
eサイクル保険の申込方法と支払方法は以下になります。
- 申込方法:パソコン・スマートフォン・タブレット
- 支払方法:クレジットカード・コンビニ払
クレジットカード払いですと「一時払い、月払い」の選択は可能ですが、コンビニ払いを選択すると「一時払いのみ」の支払方法になりますのでご注意下さい。
また、インターネットでの申込ですが、申込み手続きが可能な時間帯というのが設定されていますので、以下をご覧ください。
自転車保険満期である1年後には、解約の申出をしない限り「自動更新」となりますので、合わせてご注意ください。
曜日 | 時間帯 |
月~金・祝日 | 6:00~翌4:00 |
土曜日 | 6:00~翌2:00 |
日曜日 | 6:00~24:00 |
注意点
東京海上日動の自転車保険「eサイクル保険」では、どんな点に注意したらよいかまとめてみました。
補償開始日について
補償を開始したい「60日前から2日前」までの指定が出来ます。
当日から補償を開始することは出来ませんので、前もって確認して申込しましょう!
解約の場合
契約時の条件により、保険期間のうち未経過である期間の保険料を解約返戻金として返還されます。
解約を希望する場合は、「東京海上日動インターネットサポート」に連絡します。
- 電話:0120-677-221
- 受付時間:午前9時~午後5時(土日祝、年末年始を除く)
受付時間がありますので、ご注意下さい。
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