うちは4人家族ですが、私はあまり自転車に乗らないからと自転車保険に加入せず、3人だけ加入すればいいだろうと思っていませんか?
自転車保険について、調べていると「個人型」と「家族型」といった自転車保険があることが分かりました。
ここでは、自転車保険でも家族型について詳しくご紹介いたします。
自転車保険の家族型とは
一般的に自転車保険は、自転車を利用する保険契約者本人を補償する保険になりますが、自転車保険の家族型とは、名前の通り保険契約者だけではなく、配偶者やその他の親族まで補償とする保険になります。
では、保険会社が言う親族とは以下のいずれかを言います。
- 本人またはその配偶者と同居の、本人またはその配偶者の6親等内の血族および3親等内の姻族
- 本人またはその配偶者と別居の、本人またはその配偶者の未婚の子
分かりやすくお伝えすると、自分の子どもはもちろん、自分の父親、祖父母など同居をしている家族であれば、すべて適用となるという事です。
従って、2世帯住宅や18歳未満のお子さんがいるご家庭は、家族型の自転車保険に加入するのがおすすめですね。
自転車保険の家族型に加入する場合のメリットやデメリット
自転車保険の家族型について説明してきましたが、加入する場合のメリットやデメリットを知っておく必要があるかと思います。
家族型のメリット
家族型のメリットは、以下になります。
- 一人の契約で同居する家族全員が補償される
- 個人型と同一の補償内容
一人の契約で同居する家族全員の補償がつくということが最大のメリットと言えます。
たまにしか乗らない自転車を家族が運転していて、万が一、事故を起こした、もしくは事故にあったとしても保険が適用されるのであれば加入しておいたほうが良いのは言うまでもありません。
また補償について、個人型と同一の補償内容であるので、家族型の自転車保険だから補償内容が違うということはありませんのでご安心ください。
家族型のデメリット
自転車保険の家族型はメリットが目立ちますが、デメリットもあります。
家族型のデメリットは、以下になります。
- 保険料が少々高い
では、どれくらい保険料が高くなるのか、自転車保険の顧客満足度上位であるau損保の「Bycle」を参考にご紹介いたします。
保険期間1年 | 個人型 | 家族型 |
月払 | 1,130円 | 2,010円 |
一括払 | 12,300円 | 21,980円 |
※au損保の自転車保険で弁護士費用等すべて付帯しているゴールドコースを参考にしています。
上記を確認していただくと分かるように、個人型と家族型の月払いの保険料の差は「約900円」程です。
仮に4人家族で個別に入れば、保険料は4,000円程になりますが、家族型だと2,010円。
保険料は高く感じる方もいらっしゃいますが、人数が多ければ、家族型は絶対にお得になります。
自転車保険の6つの補償内容
一般的に自転車保険にはどんな補償があるのか、わかりやすくご紹介いたします。
家族型でも補償内容は変わりませんので、是非、ご覧ください。
被害者に対しての補償
自転車保険の補償で大事なのが、事故の被害者に対しての補償です。
とくに死亡してしまった場合には高額な支払いとなるケースが多いです。
基本的には「個人賠償責任補償」が付帯されていると思いますので、自転車保険に加入する際は、1億~ 2億円の補償がついているかを確認しましょう。
自分の怪我に対しての補償
自転車保険では、自分が負ったケガに対しても補償があります。
自転車事故により、入院または手術が必要になった際に、入院給付金や手術給付金を受け取ることができます。
示談交渉代行
示談交渉代行は、自転車事故での示談交渉を保険会社が代行してくれるサービスです。
被害者と加害者双方だけの示談では、被害者の方が感情的になってしまい話し合いがまとまらない事がよくあります。
一人でやるにはリスクの高い示談交渉を、保険会社が代行して交渉をしてくれるのであれば安心ですね。
弁護士費用
「歩いている最中に自転車にぶつかりケガをした」といった「もらい事故」と言われる自転車事故では、保険会社が示談交渉できず、ご自分で示談交渉をするしかありません。
そのような場合、示談交渉を弁護士に依頼すれば、交渉もスムーズにいくでしょう。
弁護士費用は高いだろうと思われるかもしれませんが、そんな弁護士費用を補償してくれる特約です。
ロードサービス
ロードサービスは、車をお持ちの方はピンとくるかもしれませんが、自転車でもあります。
自宅から遠く離れた場所の事故で自転車が壊れた場合、自転車を自宅や修理店に搬送してくれるサービスのことです。
街乗りの方より、ロードバイクに乗られている方が、輪行やツーリングで郊外にでかけた際に、事故はもちろん、チェーンが切れた等のトラブルで自転車に乗れなくなった際に活躍するのがロードサービスですが、最近は電動アシスト自転車の普及に伴いバッテリー切れでも使われる方も増えつつあります。
自転車盗難
「自宅に保管していたロードバイクが盗まれた場合」や、「ツーリング中に駐車場に停めておいたロードバイクが盗まれた場合」など、せっかく購入した愛車が盗難に遭ってしまった場合に、保険金を受け取ることができる特約になります。
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