オリックス生命で女性向けの医療保険と言えば「新CURE Lady(キュアレディ)」と言う商品があります。
女性には特有の病気があり、厚生労働省の調査によると患者数が約150万人もいるそうです。
さらに、30代から急増すると言われているのが「乳がん」。
医療保険は、入院や治療費にかかる費用を保障してくれるものになりますが、保険会社の保険商品によって内容は様々です。
ここでは、オリックス生命の女性保険である「新CURE Lady(キュアレディ)」について、詳しく調べてご紹介したいと思います。
オリックス生命とは
出典:https://www.orixlife.co.jp/
オリックス生命は、オリックス株式会社が100%出資しているグループ会社です。
オリックスは主に金融サービスグループとして事業を拡大していますが、オリックスレンタカーやカーシェアなど、皆さんにも身近な存在であることでしょう。
そんなオリックス生命ですが、保険商品を調べてみると以下のジャンルに分けることが出来ます。
- 死亡保険(生命保険)
- 外貨建保険
- 特定疾病保障保険
- 医療保険(入院保険)
- がん保険
- 女性専用の保険
- 持病がある方が入りやすい保険
オリックス生命には女性専用の保険として「新CURE Lady(キュアレディ)」があります。
キュアレディは、医療保険として病気・ケガによる入院を一生涯保障してくれると言った、心強い保険商品になります。
ここからは、オリックス生命の女性保険である「キュアレディ」について、ご紹介したいと思います。
オリックス生命のキュアレディの特徴
出典:https://www.orixlife.co.jp/medical/n_cure_lady/
オリックス生命の「新CURE Lady(キュアレディ)」は、女性のための終身医療保険です。
そんな「新CURE Lady(キュアレディ)」は、どんな特徴があるのか、ご紹介したいと思います。
一生涯保障
オリックス生命の「新CURE Lady(キュアレディ)」は、病気やケガによる入院、手術が一生涯保障される保険です。
死亡による保障はありません。
しかも保険料は更新がなく、加入時のままあがることはありませんので、費用負担が軽減されると言う事になります。
したがって、若いうちに入るとお得になる可能性があると言う事です。
女性特有の病気・がん保障
女性の皆さんは、病気で一番気にしていることは「女性特有の病気」ではないでしょうか。
キュアレディは、通常の病気やケガはもちろん、女性特有の病気だけではなく、すべてのがん(悪性新生物・上皮内新生物)による入院などにも対応している保険商品なんです。
しかも、約款所定の女性特有の病気・すべてがんで入院した場合には、主契約の給付金に加えて「女性入院給付金」が上乗せして支払われる事になります。
では、女性特有の病気とは、どんなものを指すのか一例としてご確認ください。
- すべてのがん:乳がん、子宮がん、胃がん、肺がん(上皮内新生物も含む)
- 甲状腺の疾患:甲状腺の良性新生物、甲状腺機能低下症
- 乳房および女性性器疾患:乳房・子宮・卵巣の良性新生物、子宮内膜症
- 妊娠、分娩および産じょくの合併症:異常分娩、子宮外妊娠
上記以外にもありますので、詳しくは保険会社までお問い合わせください。
先進医療保障
先進医療とは、厚生労働大臣が承認した先進性の高い医療技術の事で、医療技術ごとに適応症(対象となる病気・ケガ・それらの症状)や実施する保険医療機関(高度な技術を持つ医療スタッフと施設設備を持つ大学病院など)が特定されています。
「先進医療にかかる技術料」は、公的医療保険制度の給付対象とならないため全額自己負担となってしまい高額となる場合があります。
キュアレディでは、先進医療を受けた時の技術料と同額を通算で「2,000万円」まで保障してくれます。
また、先進医療を受けられる医療機関は限られている為、通院費がとてもかかる事もありますが交通費、宿泊費などにも一時金として支払い可能ですので安心です。
先進医療特約は、特約になりますが、キュアレディには自動で付加されています。
オリックス生命のキュアレディで確認するべき4つのポイント
オリックス生命の「新CURE Lady(キュアレディ)」は、どんな条件で、どんな支払金額になるかなど、知っておかなければいけない事もあります。
保険商品は、パンフレットなどを見ただけでは、なかなか理解が出来ませんので、分かりやすくお伝えいたします。
条件
オリックス生命の「新CURE Lady(キュアレディ)」は、終身保険です。
また、誰でも加入できるわけではなく保険料の払込期間によって契約年齢が設定されています。
保険料払込期間 | 契約年齢 |
60歳払済 | 16歳~55歳 |
65歳払済 | 16歳~60歳 |
終身払 | 16歳~80歳 |
保障内容
「新CURE Lady(キュアレディ)」は、どんな保障内容になっているのか確認をしておきましょう。
「新CURE Lady(キュアレディ)」の基本保障は以下になります。
- 入院
- 手術
- 先進医療
死亡による保障はありません。
基本保障は「入院」と「手術」になりますが、特約で保障を追加していくことも可能です。
付加できる特約は以下になります。
- 重度三疾病一時金特約
- がん一時金特約
- がん通院特約
- 入院一時金特約
- 通院治療支援特約
重度三疾病一時金特約
重度三疾病一時金特約は、以下の3つの一時金の特約です。
- がん一時金:初めてがんと診断確定された時、2回目以降にがんの治療を目的として入院を開始した場合は、支払回数無制限
- 急性心筋梗塞一時金:急性心筋梗塞の治療を目的として入院を開始した場合は、支払回数無制限
- 脳卒中一時金:脳卒中の治療を目的として入院を開始した場合は、支払回数無制限
ただし、いずれの一時金も1年に1回を限度となります。
がん一時金特約
がん一時金特約は、初めてがんと診断確定された時、2回目以降にがんの治療を目的として入院を開始した場合に、支払回数無制限で支払いがある特約です。
ただし、ただし、1年に1回を限度とします。
がん通院特約
がん通院特約は、がんの治療を目的として約款所定の以下の通院をした場合に給付金が支払われる特約です。
- がんにより入院給付金の支払事由に該当する入院をし、その退院後の1年(通院治療期間)以内の通院の場合
- 約款所定の手術、放射線照射、温熱療法、抗がん剤治療(腫瘍用薬のみとし、経口投与を除く)のための通院の場合
上の入院の場合、通院治療期間あたり60日を限度とし、下の通院の場合は支払日数無制限となります。
このがん通院特約は、「重度三疾病一時金特約」または「がん一時金特約」を付加した場合に限り、付加することが出来ますのでご注意下さい。
入院一時金特約
入院一時金特約は、主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院をした場合に、通算で50回の一時金が支払われる特約です。
通院治療支援特約
通院治療支援特約は、主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院後に、生存して退院した場合に、通算で50回の一時金が支払われる特約です。
給付金について
給付金についてですが、まず、入院給付金日額を以下の年齢範囲(1,000円単位)で設定しなければいけません。
- 16歳~49歳:5,000円から10,000円
- 50歳~60歳:3,000円から10,000円
- 61歳~80歳:3,000円から5,000円
次に女性入院特約(上乗せ分)の入院給付金日額については、主契約日額と同額以下で、「3,000円から5,000円まで」1,000円単位で設定をします。
「新CURE Lady(キュアレディ)」のパンフレットを確認したところ、キュアレディには迷われている方向けに2つのプランを設けてありましたので、今回は、基本プランの3つの日額をご紹介いたします。
保障内容 | 日額10,000コース | 日額7,000コース | 日額5,000コース |
入院した時 | 10,000円/1日 | 7,000円/1日 | 5,000円/1日 |
女性入院特約 | 5,000円/1日 | 5,000円/1日 | 5,000円/1日 |
手術(入院中) | 20万円 | 14万円 | 10万円 |
手術(外来) | 5万円 | 35,000円 | 25,000円 |
先進医療による療養 | 先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円限度) | ||
先進医療給付金が支払われる療養 | 先進医療給付金の10%相当額(50万円限度/1回) |
保険料
「新CURE Lady(キュアレディ)」に加入しようと思っていても、毎月いくらぐらいかかるのかなど、事前に知っておかなければいけませんよね。
新CURE Lady(キュアレディ)は、特約が豊富なので、金額が一律いくらとは言い切れません。
一例にはなりますが、基本プランの中の「5,000円コース」と「10,000円コース」で払込年齢別の保険料についてご紹介いたします。(※月額)
〇5,000円コース
契約年齢 | 60歳払済 | 終身払 |
20歳 | 2,291円 | 1,670円 |
25歳 | 2,649円 | 1,853円 |
30歳 | 2,976円 | 1,928円 |
35歳 | 3,318円 | 1,972円 |
40歳 | 3,949円 | 2,075円 |
45歳 | 5,353円 | 2,315円 |
50歳 | 8,240円 | 2,637円 |
〇10,000円コース
契約年齢 | 60歳払済 | 終身払 |
20歳 | 3,816円 | 2,715円 |
25歳 | 4,434円 | 3,018円 |
30歳 | 5,021円 | 3,158円 |
35歳 | 5,623円 | 3,252円 |
40歳 | 6,734円 | 3,455円 |
45歳 | 9,203円 | 3,865円 |
50歳 | 14,280円 | 4,432円 |
医療保険以外の社会保障をご紹介
医療保険以外の社会保障をご紹介します。
傷病手当金
会社に勤めている方が使える社会保障に、傷病手当という制度があります。
傷病手当金とは、お勤め先で健康保険に加入している方が、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度のことで、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
働けなくなって4日目から1年5カ月の間、給料の約2/3に当たる傷病手当金を受け取ることができます、受給条件は、業務外の病気やケガで療養中である事、療養のために働くことができない、4日以上仕事を休んでいること とされています。
この傷病手当金は、自営業の方が加入されている、国民健康保険では受け取ることができませんのでご注意ください。
高額療養費制度
高額療養費制度とは、公的医療保険の保障の1つです。
月の初めから終わりまでの医療費の自己負担が限度額を超えた場合、その超過分が国民健康保険から支払われれます。
つまり、医療費が高額になっても自己負担は自己負担の限度額までということになります。
自己負担限度額について
高額療養費制度で決められている自己負担限度額は年齢や収入によって変動しますので、必ず事前に確認をしてください。
■69歳以下の方の自己負担上限額区分を以下に記載します。
適用年収区分 | 1ヶ月の上限額 |
約11,600,000円 ~ | 252,600円 + (医療費 – 842,000円) x 1% |
約7,700,000円 ~ 11,600,000円 | 167,400円 + (医療費 – 558,000円) x 1% |
約3,700,000円 ~ 7,700,000円 | 80,100円 + (医療費 – 267,000円) x 1% |
~ 約3,700,000円 | 57,600円 |
住民税非課税の方 | 35,400円 |
■70歳以上の方の自己負担上限額区分を以下に記載します。
70歳以上の場合、区分によっては外来で診察や治療を受けた場合も、制度を利用することができますが、外来の場合は世帯ではなく、個人の利用のみとなりますのでご注意ください。
適用年収区分 | 外来 | 1ヶ月の上限額 |
約11,600,000円 ~ | なし | 252,600円 + (医療費 – 842,000円) x 1% |
約7,700,000円 ~ 11,600,000円 |
なし | 167,400円 + (医療費 – 558,000円) x 1% |
約3,700,000円 ~ 7,700,000円 | なし | 80,100円 + (医療費 – 267,000円) x 1% |
約1,560,000円 ~ 約3,700,000円 | 18,000円 / 年上限144,000円 | 57,600円 |
Ⅱ 住民税非課税世帯 | 8,000円 | 24,600円 |
Ⅰ 住民税非課税世帯 | 8,000円 | 15,000円 |
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